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 江戸情緒豊かな町並みが残る千葉県香取市佐原(さわら)地区は江戸時代、日用雑貨から装飾品まで利根川水運を利用したさまざまな商品の集積地として知られ、「江戸勝(まさ)り」と称されるほど栄えたという「北総の小江戸」。利根川べりの旧市街地の中心部にたたずむ木造の駅舎に、青地に白文字の駅名が記されたのれんをくぐって入ると、駅舎からも往時の息づかいが伝わってくるようだった。

 佐原駅は明治31(1898)年に当時の成田鉄道の駅として誕生。大正9(1920)年4月に改築され、成田鉄道は同年9月に国鉄成田線となった。昭和初期にかけ、駅の貨物取扱量は千葉随一だったという。県内のJR駅でわずか3駅という珍しい「0番線ホーム」もある。

 駅舎の外装は昨年1月、県とJR東日本などの観光キャンペーン「千葉デスティネーションキャンペーン」に合わせ、小江戸の町並みにとけ込むようなイメージで改装された。梁など多くは成田鉄道の駅舎に使われた材料をそのまま使った。駅事務室天井の高さは5メートルを超え、蛍光灯が照らし出す室内はレトロな雰囲気だ。

 駅舎正面には旧市街地の家々に見られる高さ約5メートルの格子を駅舎を覆い隠すように設置。夕闇が迫ると、格子に約2メートル間隔で設置された13個の行灯に明かりがともり、屋根の木製の駅名板がライトアップされる。山本誠駅長(57)は「のれんや格子で演出した外観が注目されるが、観光で訪れたお客さまのため『駅からマップ』を用意したり、駅員全員が周辺の名所を詳しく説明できるようにしたりと、地域密着型の観光駅の役割を意識している」と話す。

 昨秋開催の地域の一大イベント「佐原の大祭」には駅職員を含むJR職員約30人が参加。駅前で山車をひいて祭りを盛り上げたほか、デスティネーションキャンペーン中の昨年2月には県立佐原高校の生徒60人が駅頭でブラスバンドの演奏や哀感漂う佐原囃子(ばやし)を披露して観光客を送迎するなど、駅は行き交う人々の交流の拠点、町の顔としても“活躍”している。

 佐原地区は江戸時代の測量家で、実測による日本地図を初めて作った伊能忠敬が商家に養子に入り、約30年間を過ごした街としても有名。ボランティアの観光ガイドを務める吉田昌司さん(81)は「佐原の魅力は伊能忠敬と伝統ある祭り、それと住民が力を合わせて保存している全国でも貴重な古い町並みです。駅舎もこの町に見事に調和しているでしょう」と胸を張って教えてくれた。

 旧佐原市街地を南北に流れる小野川沿いは土蔵造りの商家や千本格子の家々が立ち並び、平成8年に国の重要伝統的建造物群保存地区になった。町並みは散策を楽しむ女性たちに人気だという。(佐藤修)
(イザ!ニュースより)
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